レコーディングスタジオ・ミックス・マスタリングの価格に顔が真っ青になっていたましたが、
このままではらちがあかないのでインターネットで調べることにしました。
(何事も"行動"することが大事ですね。)
意外にも格安でリハスタにて録音してくれるフリーのエンジニアを見つけることができました。
普段はホールなどでPAをしている方で大変温厚な方でした。
今でも非常に恩義を感じていて、連絡を取ろうとしても中々とれず疎遠になってしまいましたが。
ともかく新宿の某リハスタにて録音をすることになったのですが、
(アルバムジャケットの中の写真です)
中々思ったような音が録音できず、大変気をもみました。
今思えばリハスタの機材もかなりガタがきていて、それを無理やり使って録音していたので、
狙った音がでないのもあたり前だな、と思います。
あとは宅録でラインのギターの音ばかり聞いていたのでアンプをマイク録りした音に
どうしても慣れず、そこでも苛立ちを感じたものです。
今思えば目指そうとしたサウンドがキャプチャードトラックス系だったのに、
(彼らはおそらくラインで録音したギターをアンシュミなどで鳴らしていたのでしょう)
アンプ録音するものが当たり前だと思っていたので、狙った音が録音できないのもまた
自然な流れでした。
また、はじめての作品というのもあり目指したい音像に技術や機材的な問題も多くありました。
若気の至りからか周りの人に沢山迷惑をお掛けしたと思います。本当に申し訳ない。
(翻訳や作詞に関わってくれたS君など本当にありがとう、無理言ってばかりになってしまった
エンジニアのKさん、メンバーも、写真家のK氏もありがとうございました。)
しかしながら1年ほど苦心してなんとかリリースできた作品には思いいれもあり、
聞き直すとおっ、と思うところもあります。
よければ聞いてみてください。
また、この頃海外のCloudberry Recordsから7inchレコードを発売しました。
いま思えば一番バンドとしては乗っていた時期だったのかもしれません。
↓はCloudberry Recordsが作ってくれたPVです。
Boyish - The Hidden Secrets
(次作へ続く)
The Pains Of Being Pure At Heart - "Everything With You"
彼らは出てきた当初ネオシューゲイザーの括りの中に入っていたと思います。
確かに初期のMBVに近いサウンドでしたが、
その実はサラやギターポップバンドへの熱い敬愛があったのでした。
個人的には渋谷のタワーレコードのインストアに行ったり思い出深いバンドです。
(彼らは飛行機が遅れたという理由で曲を多めにやったり、終演後速攻ニコニコ客席に来たり
めちゃくちゃいい人でした。)
1stアルバムはレコードをかなり意識した曲順になっているのでレコードプレイヤーを持っている
人はレコードで聞いてみてください。印象が全然違うので。
2013年以降インディーポップという言葉は、ギターポップとすり替わる形であらゆるバンドに
形容されるようになります。またそれは別のお話(最近はシテイーポップ?)
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